601:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:03:18.35 ID:p/ocpvSSo
『俺だ…ケイトだ。そっちの様子は?』
「無線で遊ぶなって、ケイト。ばれたら木原さんに殺されるどころじゃ済まないぞ?」
『いや…遊んでねぇ。あいつら、とんでも無いこと考えてやがる…!!』
「とんでも無いこと…?」
オウム返しの要領でベティがケイトの言ったことを聞き返す。
するとケイトは落ち着き払った様子で言い放った。
『妹を捜しているらしいぞ…で、妹の方はその事実に気づいていない。しかし、近い内にその作戦が実行に移される可能性をも示唆していた』
「本当か?」
『あぁ。先程高感度マイクでキャッチした情報だ…!今から姉のデータをそっちに送る!俺が送っても良かったんだが…!』
「わかった。お前がそこでキャッチした情報を俺に送れ…!そのデータを俺が木原さんに送る!」
一気にベティに緊張が走る。
どうやら砂皿のホテルの隣の部屋に移動したケイトは移動そうそうとんでもない重要情報を手にしたのだった。
『じゃあまた連絡する……ぴんぽーん…』
ベティの耳朶に不意に機械音が流れる。
ケイトはホテルの人か?と最後に無線機に吹き込み電源を切った。
恐らくホテルのインターホンが鳴った音だろう――そう考えた刹那、ベティの本能が警鐘を鳴らしていた。
そのドアをあけるな!ケイト!!
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