過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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614:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:14:09.74 ID:p/ocpvSSo

――MAR司令部のビル

テレスティーナは兄である数多からフレンダとその身辺に起こりうるであろう事態の推測をしていた。

(うーん…本当にフレンダが学園都市から脱出しようとしているっていう証拠がないんだよね)


(猟犬部隊の隊員から連絡が来ないって話しだけど…恐らく殺られたと見ていいでしょーね)


連絡が来ない。
それだけで事態は進んでいるのだと理解することが出来る。


定期的に連絡をよこせと厳命しているにも関わらずここであえて抗命する理由がない。
しかも、最後の連絡を聞く限りだと、任務続行を唱えていた…とすればその後に連絡が入ってこないのはおかしい。


(こっちから牽制球を打ってみるか?兄は飽くまで関し任務…いや、それとも一度上に掛け合ってみるか?)


テレスティーナは統括理事会にこの不穏な事態の事を告げようかどうか逡巡する。
統括理事会にアイテムの事を報告しても、結局はアイテムの管理をしっかりしていないのはだれだ、と限りなく責任の所在を曖昧にする日本的責任転嫁、または責任をないがしろにするシステムが発動する事は否めなかった。


統括理事会の頂点に君臨するアレイスターに言って支持を仰ぐという手もあるにはあるが、いかんせん得体の知れない輩だ。
テレスティーナは治安維持に関与している必要最低限の統括理事会の面々にだけその事を伝えようと思い、ホットラインを取り出した。


テレスティーナは軍事や学園都市の防備に興味を持っている連中にだけホットラインをつなぎ、現況を説明した。
数人の統括理事会の男達はテレスティーナに任せると言う。


(トカゲの尻尾かい…私は)


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