636:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/06(日) 04:01:24.40 ID:9DJGvsKGo
「この情報信じるか?」
「信じるも何も…いきなりこんな事言われてもってのが本音よね」
「うーん…アイテムを潰したい何者かによる罠?非公式ながら警備員の中にはMARという部署が存在するのは聞いたことがあるわ」
だから、と麦野は一言前置きを重ねる。
「組織の名前を名乗っておいて、私達の仲間割れを誘おうって魂胆かも知れないわね」
「かもしんねぇな。とにかく、招集かけますか、アイテム」
「そうね。……ねぇ、浜面。私さっき電話の女から連絡先教えてくれって連絡来たわよ?もしかしたら…それも何かと関係があるのかも知れないわね…」
麦野はこうしちゃいられない、と言わんばかりに携帯電話をかちかちと打ち込んでいく。
そして携帯を閉じると浜面の方を上目使いで見つめる。
浜面はその表情に赤面しつつも、自分の胸板にいる麦野をぐいっと顔の辺りまで引き寄せ、唇を重ねた。
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