667:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/07(月) 04:04:29.71 ID:bmKUI2Yro
砂皿がチェックインしていたと思われていたホテルの地下駐車場から大排気量のバイク、ハーレーソフテイルが出て来る。
フルフェイスのヘルメットを被り性別等は確認できない。
わかることは男にしろ女にしろスタイルが相当いい。
(オイオイ!さっき避難勧告は出したぜぇ?あのハーレーのドライバーは誰だ?オイ!)
数多は避難勧告を出して大多数の人達が避難したのを確認していた。
しかし、何故、今更地下駐車場からバイクが出てくるんだ?
しかも、そのライダーが運転するハーレーはギャギャギャと後輪から煙を巻き上げ、方向転換すると数多達のいる車両に向かってくるではないか!
数多の乗っている日産のムラーノの前には同じく黒塗りのトヨタのヴァンガードが止まっていた。
これも猟犬部隊の所有している車だった。
ハーレーはこちらに向かってくる。
ドライバーはハーレーのサイドからグレネードランチャーを取り出す。
ベトナム戦争で使われた骨董品だがまだまだ使えるコルトM79グレネードランチャーのカスタムモデル。
ハーレーのドライバーが右手でそれのトリガーを弾く。
すると、ランチャーはキュポンと間の抜けた音をあげる。
肉眼では確認できないが缶コーヒーより少し小さいサイズの弾がヴァンガードに向かっていく。
数多はそれら一連の動作をぽかんと見ている事しかできなかった。
数瞬、派手な炸裂音が道路にこだまする。ヴァンガードが爆発したのだ。
運転席付近に進入したグレネードは猟犬部隊のドライバーの男の右頬で炸裂する。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。