669:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/07(月) 04:11:49.16 ID:bmKUI2Yro
妹、フレンダを救い出す為には悪魔にだってなる。
例え妹が自分を罵ろうと学園都市の闇から救い上げる。
ステファニーはハーレーを運転しながら、妹を救い出すのも私の勝手な独善なのかな?と思い、つい「ふふ」と自嘲気味に嗤う。
しかし、戦闘はそうした思考をする時間を与える事はそう長くない。
ステファニーは後ろを見、未だに追撃してくるムラーノに向かってグレネードを発射する。
彼女はハーレーのサイドミラーからムラーノの車内を見る。
(顔にがっつり彫り物入ってる人、目据わってますね、あれが指揮官ですかね?)
ステファニーは網膜にトライバルの入れ墨を持つ男の表情を焼き付け、再びグレネードランチャーを放つ。
ガギャギャギャ……!
荒々しいハンドリングでムラーノが射出された弾丸を回避する。
肉眼では確認出来ないのだが見切っている。ドライバー、或いは指示を出している人物は相当戦場に慣れているプロだろう、とステファニーは推測する。
(お見事ですねっ!)
ステファニーはムラーノの運転手に感嘆しつつ、片手でポンプアクションを行うとカシャリと次弾を装填する。
そしてトリガーを絞り、グレネードを射出する。しかし、これも回避される。
(チッ!砂皿さんとさっさと合流したいのに…!)
彼女ははハーレーを走らせつつちらと横を見る。
すると護岸でコンクリートに加工され、干上がっている川があったと思しき場所を見つける。
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