703:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/08(火) 04:02:17.57 ID:1Ac6BJ7uo
「それが裏目に出ちゃったて訳よ。テレスティーナは間違いなく私たち、いや、私のことを警戒している」
「……ご、ごめん。私がMARに行こうって言ったばかりに…」
佐天は謝罪するも、フレンダは「もうすぎた事だし、仕方ないよ」と言ってくれたが、かなりイライラしているように見えた。
しかし、佐天はもう一つ重要な事を言わなければならなかった。
「…ここにフレンダの探しているお姉ちゃんの連絡先があるの。一応渡しておこうと思って」
「え?」
佐天は「だからここに…」と言うとポケットから砂皿から渡されたメモ用紙を渡す。
そこにはステファニーの連絡先が記載されていた。
「これが…」
フレンダは佐天から貰った小さいメモ用紙の切れ端を片手で掴むと大切そうにポケットに入れた。
「今、連絡してみてもいい?」
「いや…ちょっとそれは…」
フレンダは言いよどんだ佐天をキッと睨みつける。
さっきを孕んだ視線で射竦められた佐天は黙ってしまったものの、直、抗弁の姿勢は見せていた。
「結局、涙子が何で私と姉が連絡を取るのを許可しないの?あなたにそんな権限があるの?」
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