728:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/09(水) 02:15:01.08 ID:irmETSjMo
――学園都市独立記念日当日 佐天
この一ヶ月ちょっと、色々あったと言えば、あったし、いつも通りの平凡な日常と言えばそうだったかもしれない。
学校に行く者、潜伏する者、仕事を忠実に行う者、交渉権を獲得しようと躍起になっている者…様々な人の運命が交わり、時に激しくせめぎ合う。
佐天涙子は携帯電話を持ってそわそわしていた。
(ったく…ここ一ヶ月スクールにお株を奪われてばっかだったわね)
ため息混じりに仕事用の携帯電話をいじりながら彼女は思う。
大覇星祭は何事もなく終わった。
そして…今日、学園都市の独立記念日。何かが起きる事は確かだった。
というのも前日の夜のこと……
『明日、フレンダ脱出作戦を決行する』
昨夜砂皿が佐天の家にやってきて一言報告した。
彼女はこくんと頷くことしか出来なかった。
ついにやってきたのか。そう思うと彼女はなぜだか眠れなかった。
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