735:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/09(水) 02:25:59.41 ID:irmETSjMo
――木原数多
「へぇー…やっと動いたかぁ。待たせやがってよ」
数多は砂皿達が雑居ビルから出てビル群に向かっていった報告を聞いた。
彼は思う。結局はあいつらは必ず学園都市を出るのだ。そこで一網打尽にしてしまえばいい。
(一方通行の奴は悔しがってたなぁ、仕事が入ってそっちにいけねぇとか言ってたわ)
一方通行は実はアイテムと戦うのを熱望していた。
しかし、ここ最近慌ただしい学園都市の内情と世界情勢によって治安維持部隊が著しく不足している状況で一方通行擁するグループにも治安維持の要請が入ったのだった。
(まぁ、あいつなら命令無視してでも飛んできそうだが…果たしてねぇ…?)
数多は首の骨をコキンと鳴らすと妹であるテレスティーナに学園都市と日本の境の警備を強化するように要請した。
すると「人手が足りないけど頑張るわ」と頼りない返事が。
(チッ…猟犬部隊からも少しだしてやっかなぁ…)
そう思った数多は増援を送る旨を伝える。
ここ一ヶ月で新たに補充された人員達で新旧の隊員が混同している猟犬部隊。
(あいつらも呼んでやるかねぇ)
数多はそう思うと“あいつら”を呼んだ。
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