760:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/13(日) 18:21:32.48 ID:RnZvJev9o
――八王子の素粒子光学研究所の駐車場
(あいつら無事なのか?)
つい先程研究所に入っていったアイテムのメンバーを浜面は気にかける。
スクールの構成員達がいるという電話の女の情報が正しければ、今頃は研究所内で苛烈な戦闘が繰り広げられているに違いない。
浜面の薬指には以前麦野と買いに行ったペアリングが嵌っている。
アイテムのメンバーには付き合っている事が知られているのだろうか?
彼はシボレー・アストロのハンドルを握りながらぼんやりとその指輪を見つめる。
(麦野は…頑張ってるかな?それに…滝壺も…体調崩さないか…)
浜面は麦野の事を案じつつ、滝壺の事も考えている自分のどうしようもなさにあきれるようにため息をつく。
(おいおい、俺は麦野と付き合ってるんだぞ、何で滝壺の事心配してるんだ…?)
それはみんな真剣に戦ってるからだ、と自分を納得させ、浜面は再び思索の海に出航しようと思ったその時だった。
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