過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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762:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/13(日) 18:25:18.21 ID:RnZvJev9o

「お、おい。絹旗とフレンダはの二人はどうしたんだよ!?」


浜面の質問に麦野はぎりと歯をならしつつ「あいつらはあれぐらいじゃ死なない」とぶっきらぼうに言い放つ。
彼が麦野の表情を確認しようとするとそのコートの端は焦げ、心なしか頬も少しばかり腫れているように見えた。




「相手のスクールのリーダーの垣根…うざってぇ…!」




浜面も流石に垣根の何がうざったいのか、そんな事を麦野に聞くヘマは犯さなかった。
アクセルをベタ踏みし、ひたすら昭島方面に向かうバイパスをひた走る事に全神経を集中させるが、直後後ろの合流点からずいっとクレーン付き大型トラックがやってきた。
しかも建築物破壊用の鉄球付きだ。



「お!おいおいおい!後ろ!やべぇぞ!」



浜面は左サイドミラーに映っているトラックを見るやいなや更に加速しようとするがいかんせんファミリーカーのシボレー・アストロはスピードの限界だった。
アメ車といえど、大馬力を誇るクレーン車には勝てない。
クレーン車は据え付けの鉄球をぶんと振り回してくる。


シボレー・アストロの後部が一気にひしゃげる。
後部のガラスが派手にはじけ飛び、寒風がびゅうっとシボレーの車内に押し寄せてくる。


浜面はミラーで化け物の様な動きで動いているクレーン車を視野に捉える。
運転手は誰だ?ふとそんな思考に駆られ、浜面がミラー越しに目をこらすと女だった。しかもキャバ嬢の様に派手派手なドレスを着ている。



「お前等、早く降りろ!この車は多分、もたない!」


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