769:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/13(日) 18:39:16.44 ID:RnZvJev9o
「…はぁ…ハぁ…はぁ…ハァ…!」
(結局…あとどれだけ走ればいいの?)
フレンダは気づけば肩で呼吸をしていた。
予想以上に疲労が蓄積していた事に彼女は驚いた。
しかし、彼女が最も驚いたのは不意に男の声が掛かった事だった。
「いやー…お前よく走るなぁ…マラソン選手か?」
抑揚のない、しかし、自信に満ちた男の声。
フレンダはとっさに拳銃を構えるがそこに男の姿はなかった。
彼女は「誰!?」と辺りを見回しながら叫ぶ。
「垣根帝督…スクールのリーダーだ」
フレンダはその男の名前を思い出す。
今日の朝、佐天が言っていたスクールに所属している学園都市第二位の男。それが垣根。
「ここまで俺の未元物質の幻覚に嵌ってくれるとは…いやー…楽しませてもらったわ」
直後、垣根の手がブンとふるわれる。
瞬間、フレンダの意識は遠のいていった。
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