過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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78:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:13:05.94 ID:RdTWuuq30
――第十五学区の麦野沈利のアジト

アジトと形容すべきだろうか?
いや、ここは彼女の豪邸と言っても良い。


学園都市の高級マンションの一角に麦野沈利はアジトを構えていた。


麦野は学園都市の治安維持組織のうちの一つ、『アイテム』の実質のリーダーだ。
学園都市に七人しかいないレベル5の内の一人で学園都市第四位の屈指の実力の持ち主だ。


勿論『アイテム』という組織が公式の組織である事は言うまでもないだろう。
警察力を警備員と風紀委員の二つの組織に頼っているというのはあくまで表向き。


実際は彼女の様に、実力者が数人まとまって行動する組織や統括理事会の私兵部隊も学園都市の治安維持に一役買っているとか。



さて、ついさっき麦野の携帯に連絡があった。


(女になったのか…新しい連絡先…にしても妙に声が若かったな…私よりも年下か…?)



以前は人材派遣とか言う男がメールなり電話なりで連絡してきたそうだが。
今日の朝かかってきた定時連絡の声は女だった。


(誰だったんだ…?あの声…声から判断する限りだと…まだ高校生か中学生くらいだぜ?)


(かわいそうに…とは言わねぇ…ようこそ、暗部に、ははっ)


ベッドで寝っ転がっていた体を麦野は無理やり起こす。
そして、バスローブのまま寝ていた体を起こす。


カーテンをシャッ!と全開にする。
高層マンションから望む学園都市の光景を見る。
朝の通勤ラッシュ、うごめく人、車。
夏休みになったこともあり、各方面からの人の流出入が激しい。


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