801:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/14(月) 04:23:17.10 ID:cchNeYqBo
「良いのか?得物を捨てちまって…」
「なに、一つじゃないさ…これは……良く研いだアーミーナイフだ…」
砂皿はそう言うとマリーン用の迷彩パンツを軽くめくると長い包丁ほどの大きさのアーミーナイフが出てきた。
「自衛隊の特殊作戦群に所属していたときからずっと使っているナイフだ…切れ味は抜群」
「口上垂れてねぇで掛かってこい」
砂皿は言われなくとも、と一言言うとベイツのブーツの前方にぐっと力を込める。
そして一気に踏み込む。
刺突(しとつ)!
高速で繰り出されるナイフ捌きを数多は冷静に見切っていく。
ひゅん、ヒュン!と風の鳴る音が聞こえる。
他の猟犬隊員はその動きを見守ることしかできなかった。
砂皿が左手にナイフを持ち替える。
直後高速の突き。それは躱(か)される。
次弾は右手による掌底!
しかし、これも回避される。
砂皿はナイフを一瞬だけ構える。
その動作に数多は機敏に反応し、さっと身構えた。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。