804:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/14(月) 04:53:59.88 ID:cchNeYqBo
瞬間、砂皿の渾身の一撃が数多の腹部で炸裂する。
喰らった数多は「う…が…!」とうめきつつダウンした。
ここでとどめを刺しておきたいところだったが、ステファニーを追撃しなければならない。
後腐れはなし、といきたいところだったが、猟犬部隊他所に散らばっている隊員達を集めて攻撃してこないとも限られない。
砂皿は痛みに悶えている数多はその場に放置していち早く手近にあったインフィニティのスカイラインのドアをたたき割る。
彼はきーの差し込み口に細工をしてエンジンを起動させると、自分の携帯でステファニーの携帯から発信されているGPS電波を追従する。
(フレンダとの合流までだいぶ時間が掛かったな…先についているか?)
フレンダとの待ち合わせは学園都市第三学区の個室サロンだ。
休憩するにしても宿泊するにしてもかなりの金額が取られてしまうがそれでも学生達から利用されるのは、このサロンが学生達が他者から完全に目が触れることがない隔離空間だからだろう。
そこだったら一時的にフレンダをかくまうことが出来るし、仮に追撃者がいれば彼女の存在を―これも一時的だが―秘匿出来る。
(ここから第三学区…クッソ少し遠い…)
第七学区から第三学区までは三十分ほど時間が掛かる。
その間に追撃してくるものが居なければ良いのだが、と思案しつつ砂皿はインフィニティ使用のスカイラインのアクセルをべたっと踏み、一気にスカイラインを加速させた。
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