81:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:18:13.70 ID:RdTWuuq30
「で、今日のシャケ弁はあったの?」
「いやー…それがよぉ…銀髪のほっそい男に最後のシャケ弁取られてさ…わりぃが今日はサバ弁勘弁してくれ…」
「………は?」
どうやら彼女はシャケが相当のお気に入りな様で、どうしてもシャケ弁以外の弁当は受け付けないようだった。
浜面がコンビニの袋からサバ弁を取り出した時の彼女の表情は落胆とも怒りとも言えない複雑な表情だった。
「…やっぱ、サバじゃダメか…麦野?」
「…仕方ないわねぇ…一日だけフレンダの気分でも味わうかしらねぇ…」
そういうと麦野は浜面から弁当を受け取り、パカリと袋を開けてサバをつまむ。
アイテムの中でもフレンダはサバ好き、麦野はシャケ好きで通っている。
「あ、そうそう、定時連絡の男の代わりが来たわ」
「へー、あの悪趣味な男がねぇー…ついに死んだか?」
「いや、女の言う限りでは、なんだか人材派遣の男が本業一本で打ち込みたいらしいから、新しく女を雇ったみたいだよ」
「へー…あの男、相当趣味わりぃぜ…?麦野あった事あるか?」
「いや、ないけど」
「なんか、前にトカレフの弾もらいに行った時にぼこぼこに殴られた女がいたな…あわれなこった」
「ふーん…どんまいね…」
食事の時間帯だとういうのに、殴られただの、トカレフだの物騒な話が出てくるものの、二人はさも普通の様に話していく。
麦野に至ってはむしゃむしゃをサバ弁をほおばっている。
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