814:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/15(火) 17:59:54.40 ID:ZmrClH2Ho
佐天を縛るモノはなにも無かったのだ。この仕事も自分の意志でやっていると言っていた。
例えそれが罪悪感を引き起こさせる仕事であるにも関わらずだ。
それでも、許すことは出来ない。
あの計画にいかなる形で協力していた奴は…。
人を殺す事に対する免罪符を得たい、そう彼女は言っていた。
その免罪符を得るために、彼女は見届けたい人がいるといっていた。
その人の事を見送れば…佐天はどうするつもりなのだろうか。
美琴の興味は尽きない。
美琴はこれ以上一人で思案しても始まらない、と思い何と無しに空を見上げると飛行船が飛んでいた。
飛行船は電光掲示板が横に貼り付けられており、天気や各種情報を放映している。
『ただいま…第三学区、第七学区、第二十三学区の出歩きは禁止します…正体不明の集団が戦闘を続けている模様です…』
(まさか…佐天さんはこれを見届けるって事?)
集団…美琴は学園都市の暗部に所属している集団を一つだけ知っている。
アイテム。
かつて美琴と戦火を交えた事もある、女の集団だ。
(見届けたいって…あいつらの事…?それに…第七学区…ここじゃない!!)
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