843:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/19(土) 04:40:46.99 ID:k76KLL5go
「がっは…!い、っ……!」
「いーざまだぁ。こりゃ。よし!ここで提案しましょ☆このまま撲殺されるか、原子崩しであっさり殺されるか、どっちがいいかにゃん?」
麦野に謝罪して赦して貰えるならば、生かして貰えるならば、何でも良い!
とにかく、生きたい!死にたくない!
フレンダは生への執着を渇望した。今回はダメでも、またやり直せば良い!いつかまた脱出する機会をうかがえば良い!
その時に姉を見つければいい!
「…死に…たく…ない……!」
死にたくない。それがフレンダの本音だった。
「まだそんな事言うのかよ!てめぇは!!白豚!仲間を売った醜悪な態度を晒し腐りやがれっ!!」
麦野はそう言うと踏みつけていたフレンダの背中から一度ヒールを離し、今度は先ほど出来たふくらはぎの傷口を思いっきり踏みつけた。
「や…ひぃ……っがっっ…!」
「痛いかぁ?フレンダ?さぁ、どっちのこーすで死にたいのかにゃん?☆」
諦念。
フレンダはステファニーが来ない、と思い、痛くない方が良いな…と消え入りそうな声で言った。
つい先ほどまで考えていた生への渇望は消え失せていた。この痛みには耐えられそうにない。
フレンダは力を振り絞って後ろを見ると麦野のヒールがずぶずぶとフレンダのふくらはぎの貫通穴に入り込んでいるではないか。
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