845:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/19(土) 04:43:43.50 ID:k76KLL5go
フレンダは“信じれば奇跡は起きる”このフレーズが大好きで、わざわざ有料のサイトに登録してダウンロードしてしまったくらいだ。
この曲をかければ姉にも会えるかも、とフレンダは思い、それ以降、着信音はずっとこれ。ゲン担ぎの様なものだ。
この着信音がなったと言うことはステファニーがここに来た事を知らせる合図だった。
「オイオイ、裏切りモンが奇跡を信じるってかぁ?そりゃおかしいんじゃねぇのか?」
「…こ…こ…だよ……!」
「あん?誰に向かって叫んでるんだ?それとも愉快なキチガイ時報時計になっちゃたのかにゃん?」
「お姉ちゃん――――――――――!!!」
フレンダの叫び声が響き渡る。
立体駐車場がごうんごうん、と大きな音を立てて動きはじめた。
するとランクルが他の階層からやってきた。
その中にいるドライバーは女。白人で麦野よりも年上でモデル体型。
彼女はランクルの運転席からずいっと半身を乗り出し、SR25を構えている。
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