870:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:23:30.66 ID:HhUvIBkbo
「なっ。何してんだよ…!はまづらぁッ!」
麦野にとっては浜面のキスもただの欝陶しい唇をくっつけるだけの動作程度にしか感じられなかった。
しかし浜面はそれでもキスをやめない。
「うぁぁぁ!」
麦野がめくらめっぽうに原子崩しを放出する。立体駐車場の車が何台か吹き飛ぶ。
浜面も頬を原始崩しが擦過し、ツツーと血が垂れていく。
「ゆるさねぇ。私の頭をいじくった奴ら、スクールも、脱走者のフレンダもゆるさねぇ!」
「馬鹿野郎……!まだそんな事言うのかよ!!」
浜面の渾身の思いを込めたキスも伝わらなかったのだろうか。
麦野は先ほどと同室の狂気を孕んだ視線を滝壺に送る。
「滝壺ッ!体晶、飲めよッ!」
麦野の怒声が立体駐車場に響く。
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