872:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/21(月) 04:24:56.63 ID:HhUvIBkbo
「おもしれー力だなオマエ。背中から翼も生えてるぜェ?」
「仕様だ。じゃ、つぎは俺の番だな?」
垣根はそういうと、ぱっと手を広げて一方通行に向ける。
首を傾げる一方通行を余所に垣根は死ね、と一言言い放つ。
「もう真空だよ、そこ」
一方通行は途端に呼吸が出来なくなる。恐らく垣根の力で真空地帯を作りだしたのだろう。
「がっ、は……!」
(息が出来ねェ!)
一方通行の肺が酸素を求める。肺が灼熱している。
彼は焼けるように熱い肺に手を当ててアスファルトの床をふみくだく。
地割れが垣根に向かって延びていく。地割れを起こしたアスファルトから空気が流入する。
急死に一生を得た一方通行はグン!と勢いよく垣根に突撃する。
「ぶっ、はっ!ずいぶんやってくれるじゃねェか!」
「ちっ、やっぱあれくらいじゃ死なねぇか」
垣根はそう言うとちらと後ろを見る。ビルの間からちょこっと頭一つ覗かせている心理定規に逃げるよう合図を送る。
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