893:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/23(水) 02:34:40.01 ID:tfAIRlH5o
「そうだね、一緒に帰って、カナダで住もうか!?ふふ」
「砂皿さん、ウィンタースポーツとか出来なさそうじゃない?結局傭兵だけが取り柄だ!見たいなカタイ人みたいな感じがする訳だけど…」
フレンダの会話にあちゃーと額に手を当てるステファニー。
当の発言主のフレンダは首をかしげる。だって窓は通気口もしまってるから、この会話は運転席にいる砂皿さんは聞こえないはずじゃ?
『このトラックには無線が詰んであってだな…その、何だ、聞こえてたぞ……フレンダ』
「っひぃ!すいません><」
フレンダはびくっと肩をふるわせる。
ステファニーは、あはは…と苦笑いを浮かべている。
『俺がオーストリアの特殊部隊に居たときは、フィンランド軍との合同訓練もやったからなぁ…スキー、スノーボードはお手の物だ』
フレンダはすいません!と叫ぶと「ま、いい」と無骨な声が帰ってくる。
その声に彼女は肩をなで下ろすと、今度はステファニーが質問する。
「砂皿さん、聞こえてたなら答えて下さいね〜?」
『……なんだ?』
ステファニーはトラックの天井部分を見つめて話す。
「さっき言ったこと、ダメですか?」
『さっき言ったこと?』
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。