894:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/23(水) 02:35:32.70 ID:tfAIRlH5o
はい、とステファニーは答えると「カナダで一緒に……って話しですよ」とつぶやくように話す。
『……』
砂皿は答えなかった。
恐らくステファニーの声は聞こえているはず。
「私じゃ、やっぱ弟子みたいな感じですかね?にゃはは…」
(戦う前に私はなんてこと言ってるんですか!?)
そう思いつつも彼女はどうしても伝えたかった。
自分が砂皿に対して師弟関係以外でも好意を抱き始めているという事を。
「あはは、冗談ですよ!?砂皿さん。砂皿さんだって私とフレンダの学園都市脱出作戦に関わってるから逃げる場所とかないかなって思っただけです!行く当てがあるなら、無理には…」
ステファニーは明るい反面、自分が傷つくのを恐れる傾向ある。
砂皿からの回答が来なかったので、彼女は傷つく前に自虐に持ち込もうとしていたのだが、その必要は無かった。
『で、ではそうさせてもらおう。オマエは一人にしておくと危険だからな、そう思うだろ?フレンダ?』
「ははー、結局お姉ちゃんも、砂皿さんも照れ隠ししてるって訳よ!私はしらなーい!好きにしてくださーい!」
フレンダがそう言うとステファニーと砂皿の会話が途切れる。ってか喋れ、こいつら。
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