過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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912:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:37:24.86 ID:Mj+dOVNSo

数多はそう言うと先ほど戦った様に、ポケットから炭素繊維で編み上げられた手袋を嵌める。


「そんなに肉弾戦が好きか…」


「いやぁ?別に何でも良いんだぜ?寧ろ俺はお前にチャンスを与えてるんだぜ?銃器を使ったら、付近にいる猟犬部隊や他の支援部隊がお前をソッコウでただの肉の塊にしちまう」


「……」


こないなら、こっちから行くぜ!?数多はドン!っと一気に重心を前のめりにして砂皿に飛びかかってくる。
砂皿はそれを避けることをしないで一気に前に進んでいく。


猟犬部隊の隊員達が「木原隊長!!」と吠える。
数多はそれに答えるかのようににやっと笑うとぐっと腕を組む。


「平穏は要らないって?砂皿ぁ!!嘘つくんじゃねぇよ!お前や俺みたいのは戦いの中に平穏を見いだしてんじゃねぇか!!」


「ほう。それが、平穏か……面白い考えだ」


グググ…!
二人の指がどんどん真っ青になっていく。
握力はほぼ同じ。砂皿が来ている半袖からのび出ている太い血管が露わになっていく。


砂皿の右足からブォン!と蹴りが繰り出される。
片足で器用にバランスを取っている砂皿から繰り出されるキックはそのまま数多の首を刈り取ろうとしている。


数多は砂皿の蹴りに合わせてそちらに首を振る。
蹴りのエネルギーが完全になる前に数多が先手を封じたのだ。
鈍い音とは対照的に、数多の首に当たった蹴りはさして効果がなかった。


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