過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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917:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:42:43.88 ID:Mj+dOVNSo

絹旗はそういうと、「滝壺さん、すいませんっ!」と一礼すると滝壺のお腹を殴る。
怯んだ滝壺のポケットを彼女がまさぐっていく。するとポケットの中にシャープペンの芯入れほどの大きさのケースを見つけた。
絹旗はそれをぐっと握る。


「…な、…んで?きぬはた」


「気の迷いですよ、今日初めて本格的に戦った学園都市第二位には歯が立ちませんでした。それは能力を理解してないからです。でも、目の前にいる男は違う」


絹旗はそういうと、滝壺に浜面がピッキングした車に乗り込むように指示する。
観念した滝壺はよろめいた足で車に向かっていった。


「き、ぬはた。死なないでね…」


「なぁに言ってるんですか?滝壺さん!気の迷い位で死ぬ訳にはいきませんよ?明日も映画見に行く予定が控えてるんです!ほらっ、行った!」


滝壺は頷くと浜面が運転する車に乗り込む。
彼らの車が絹旗の横を通り過ぎる。


真っ赤に光った車のテールランプを見つめ、
絹旗は安堵の息を漏らす。


「ふぅ、これで一先ず安心です」


「安心ー?お前の身の安全が確保されてませンけどォ?」


小ばかにしたような口調で絹旗に話しかける一方通行。悪意で顔をゆがめた彼は「じゃ、そろそろいくぜ?」と絹旗に向けて言い放つと一気に距離を詰めていく。
絹旗はその姿を見て、シャープペンのようなケースから白い粉をトントンと手の甲に落とす。


(これを舐めれば良いんですよね?)


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