過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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918:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:44:22.26 ID:Mj+dOVNSo

絹旗は手の甲に落ちた体晶の粉を恐る恐る舐める。瞬間、絹旗の頭に激痛が走る。


(カッ……は!な、ななな、なんて、なんてい、痛みですか?)


「ははァ、なるほどねェ。一時的に能力を誘発させようってかァ?」


「わ、私とあ、なたの能力はよく似ています…!体晶を使えば一時的にあな、あー、あなたと同じ、いや、防護性にと、特化……!」


あまりの激痛に絹旗は頭を両手で抱える。
一方通行は攻撃をする事なく、苦痛に悶えている絹旗をヘラヘラ笑いながら見つめている。
彼は笑いつつも目の前にいる絹旗を冷静に分析していた。


(…コイツは、恐らく俺の演算体系を思考に組み込ンでいる。なら、一時的にしろ反射しあう。反射攻撃をすればそれが帰ってくる)


一方通行は暗闇の五月計画と呼ばれた学園都市の計画を思い出す。
学園都市に体よく捨てられた子供の内の何人かに一方通行の演算体型を移植したというおぞましい計画。


(元々、コイツの適正は窒素。木原くンのバンクにはそう書いてあった。体晶で一時的に俺と同等になろうってか?)



同等。それは一方通行の最も嫌うモノ。



(待て。俺より強い奴はいねェ。そォゆゥ陳腐な、俺と並ぼうって考えるのもばからしくなる位、俺は誰よりも強くなきゃいけねェ……!)


目の前の苦しんでる少女をさっさと消さねば。
彼女は自分と同じ立ち位置に立とうとしているのではないか。


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