929:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:08:28.90 ID:qK/F6skHo
フレンダとステファニーが放った弾丸は車や出入国ゲートの窓ガラスを手当たり次第にぶち破っていった。
ダダダダダ……!
マガジンを全て撃ち尽くすと即座にマガジンを取り返る。
そうして敵に反撃の隙を与えない様にしつつ、徐々に二人は出入国ゲートに近づきつつあった。
ゲートは高速道路の入り口にある様なスペースよりも少し大きくなっており、猟犬部隊の隊員二人がそこを防護しているが、彼らは伏せて反撃の機会をうかがっている様だった。
ステファニーはそこに背負っていたHMK416を構えると容赦なくグレネードをぶち込んだ。
下部レールから射出されたそれは間の抜けた音を周囲に響かせる。
しかし、その音とは対照的に、直後、派手な炸裂音が聞こえた。出入国ゲートの一部が吹っ飛んだのだ。
「おーおー!あっちでも派手にやってるじゃねぇの!!」
数多が暴れているステファニーとフレンダを遠巻きに見つつ、どこか他人事のように喋る。
「てめぇが囮だったって事か?砂皿ちゃん」
「囮ではないさ、陽動だよ、陽動」
「結局、どっちも同じ事だろッ?」
二人は再び戦いの世界に没入していく。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。