934:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:17:56.21 ID:qK/F6skHo
「あっぶないモン持ってるじゃない!」
「チッ、気づかれましたか、とミサカは舌打ちをして悪態をつきます」
常盤台の制服とは全く似合わない黒い手袋。
そこから伸びている細い糸。
「へぇ?ピアノ線か何か?」
「学園都市製の糸です。本来の斬鋼線、と言うものは硬質な物質だけしか切れません。しかし、学園都市の開発したハードサイエンスによって柔らかい物質も切れるように改良されました」
モンスーンに所属している妹達の一人は恐ろしいことを平然と言うと試し切りと言わんばかりに目の前の車にひゅっと糸を当てた。
すると車が真っ二つにした様に切断されてしまった。
「へぇ…おっそろしい武器持ってるわね?」
けど、負けるわけにはいかない。あと少しで日本の土を踏めるのだ、そしてその先には故郷のカナダが待っている!
「はぁ、結局、私は御坂関係とは相容れ居ない関係なのかな?」
「?」
妹達は首をかしげる。
フレンダは「あなたはしらないでしょーけど」と一言言い放つと一気に間合いに侵入する!
ブォン!とククリ刀をふるう。間一髪でそれを避けると妹達は両手に嵌っている手袋の先端に構築されている斬鋼線をゆらぁとフレンダに向ける。
風に靡かれるような勢いでフレンダに向かってくる緩やかな斬撃を彼女は上半身と下半身をひねって回避する。
「へぇ…裏切り者のくせに、結構やりますね、と御坂はフレンダの身体能力に感嘆します」
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