942:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 21:28:23.90 ID:qK/F6skHo
下着姿になっても絹旗は動揺しなかった。
その挙措に一方通行は僅かに顔をしかめる。これでは彼が今まで殺してきたクローンと全く同じ。
「今からてめェをグチャグチャにして殺すぜェ?何か言い残すこととかねェか?それか、未練がましく暴れてみたりしねェのか?」
「ひと思いに殺してくれるんでは?」
(…正直、超怖いです…)
一方通行の質問に絹旗は毅然と答える。
これでは全く面白くない、彼はそう思った。
なので、彼は絹旗の発言を「だァめ」と禍々しく頬を歪めて、拒否する。
「そうですか…」
「気丈に振る舞いやがってよォ…むかつくなァ。命乞いしねェのか?てめェもあのクローンと同じかよ」
絹旗は「あのクローン?」と首をかしげるが、当の一方通行本人は絹旗の質問には答えずに喋り続ける。
「むかついたぜ、絹旗ちゃン」
一方通行はそう言うと下着の表面を一気に能力で引き裂く。
絹旗の裸体が露わになり、「いや…」と小さくつぶやいた。
絹旗の諦めの声を一方通行は聞き逃さなかった。
「く、ク、クククク…カカ、アヒャ、ギャ…は…ハハハハハハ!そォ!それ!俺の聞きたい声ェ!そォいうの待ってたんだよォねェ!」
倒れている絹旗の前で高笑いを浮かべる一方通行。その姿は絹旗の目には狂人として映った。
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