962:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/28(月) 22:06:30.48 ID:qK/F6skHo
――府中刑務所 面会室
佐天のいる部屋とは反対側にいる四人の男女。
正確に言えば男三人と女一人。
その中でも白髪でひょろい男がどかっと椅子に座った。
サングラスをかけている男に早く本題に入れ、と言われている。
白髪、いや、銀髪の男は「うっせぇな」と悪態をつきつつも佐天に向かって話し始めた。
「よォ。昨日はご苦労様ってことだ」
「は?何のことですか?」
「まァそう謙遜すンなって。クカカ…アイテムの連絡係さン?」
「……」
佐天は思った。
目の前にいるこいつ等は自分の事を知っていると。
「私に何の用ですか?まさか死刑?」
「そンなンじゃねェって。統括理事会が独立記念日に起こった事は全てチャラにするってお達しを伝えに来た」
「チャラ…?」
(じゃあ、フレンダ達が脱出したことも不問に?)
「…ま、何を考えてるかわからねェが、お前ン所の脱走者の件やそォいうの全てチャラって事だよ。お前もここで釈放だァ」
「私も…?」
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