過去ログ - 木山「…成る程。それだったら、私の家で働いてみないか?」上条「木山先生の…家?」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/01/15(土) 21:40:44.62 ID:yK3/YkMV0
上条(不幸だ不幸だ不幸だ不幸だ不幸だ不幸だ……)

上条「不幸だぁー!!!!!」

腹の底からだしたその声は商店街に響きわたり、至る所で反響し、轟音とかす。その瞬間、上条当麻の周囲の人間は急な出来事に驚き、その所為で歩いていた足が止まる。そして、がやがやとしていた商店街は一瞬にして静寂となり、散り散りに散らばっていた視線が一点へと集中する。
楽しそうにしていた恋人達、それを見守る大人達、そして、同じような境遇の者達と、皆の視線が上条当麻へと集まった。

上条「はぁはぁはぁ……」

膝に手をつき、呼吸をする……顔は上げない。後先考えずにやってしまった自分の行動を、今になって理解しているからだ。顔を上げると、恐らく、自分を卑しんでいるだろう。発狂した者を見るかのような目で見ているだろう。自分の行った行動は、少しの間の自分を落ち着かせたが、その代償は大きかった。上条当麻はあまりの恥ずかしさに顔を上げる事が出来ず、膝に手をつき、自分のした行動を悔みながら、ただ、時が過ぎるのをまった。
そして……十数秒たっただろうか……上条当麻の耳には「コツ…コツ…」と、靴とコンクリートが触れ合う音が入り、商店街はさっきと同じような、賑やかな音を取り戻した。

上条(はぁ……何やってんだろ俺……)



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