過去ログ - 九曜「───だが────断る───」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:17:54.30 ID:MS1/R1yAO



 ――とある休日の午後。
 俺は珍しく団活が無く、それでいて意義も無い休みを、久しぶりに我が家で堪能できていた。

「キョンくん、チャンネル換えてもいーい?」
 
「おーぅ、かまわんぞ」

 居間で妹とだらだらテレビを見る。実に平和だ。
 だが、そんな平穏は、簡単に打ち壊されるのが俺の常だな。

 テーブルに置いていた携帯がふいに震える。着信の様だ。
 もしやハルヒかとも思い、訝し気に手に取るが、どうやら違うらしい。
 しかし、表示されている登録者の名前に、余計に眉をひそめる羽目になった。


「……もしもし?」

『やぁ、キョン。急にすまないね』

 電話口の向こうから聴こえる声は、謝ってはいても、どこかおかしさを含んでいた。

「お前から電話なんて珍しいな、佐々木」

『くつくつ、親友なんだから驚くこともないだろう?』

「ん、確かにな。それで、何か用か?」

『おや、用が無ければ電話してはダメかい?』

「早く用件を言わないと妹に代わるぞ」

『これはまた、変わった脅し文句だね』




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