554:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/15(火) 13:27:17.07 ID:itzVSEe30
まるっと纏めて背負い込んで、それで立てなくなるような弱い足腰してたつもりはない。大体だ。重石が無くなりゃ宙に浮いちまうかも知れねえし、踏ん張りだって利きゃしない。
これまでの十七年間、積もりに積もって貯めに貯めて、それでようやくブレないで一人でたてるだけの重さ、過去を手に入れたんだ。それをなんだ? ネコソギ奪い取るってどんだけお前は横暴なんだよ。
いいか、そういうのはな「偽善」ですら無いんだ。昔、キリストって馬鹿が居てな。人間みんなの罰を一身に背負うとかなんかそんな誇大妄想を膨らませまくって磔になった訳だが。ソイツは、ソイツ自身が死ぬ事で誰が泣くのかも考えちゃいなかった。
周りすら幸せに出来なかったような、そんなヤツの真似をして何になる?
「アンタは何も分かってない。アタシが有希に、みくるちゃんに、古泉くんに……アンタに何をしてきたのか、振り返ってみなさいよ!」
「お前は何も分かっちゃいねえ!」
俺の一年半は、そんなにクソッタレなものだったか? 否! 断じて否だ!
少なくとも俺は……俺はお前と出会ってからの一年半ほど充実した時間を、他に知らねえんだよ!
「世界はな! 俺の世界は! お前の馬鹿馬鹿しい行動力のせいで、だけど確実に面白い方向に向かってたんだ!!」
こればっかりは確信を持って言える。胸を張って誇ろう。
「SOS団は俺にとって最高の集団だ!」
世界を大いに盛り上げる、その革新を世界で一番享受していたどっかの男子高校生はそれを宝物にして大事に抱えてこの先も生きていくに決まってる。
その中心はお前なんだよ、涼宮ハルヒ。
「お前が神様だってんなら、どうしてそんな簡単な事くらい分からねえっ!」
641Res/518.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。