過去ログ - キョン「戯言だけどな」
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600:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)[saga]
2011/03/15(火) 23:12:03.84 ID:itzVSEe30
「ま、そういう事だから、今日から特訓な。一か月も有りゃ何て言ったっけ? あの胡散臭い笑顔の超能力者。アイツレベルには仕上げてやるから任せろ。アタシは教育者としても超一流だ」

古泉レベルってのがイマイチどの辺りなのか掴めないが、とにかくスパルタな事だけは理解した。俺を日常に帰らせろ。

「それが終わったら当分仕事はねーよ。使わないと貯まってく一方だろ、金って。適度に消費しねえと銀行が五月蠅え」

言って、車は夜の高速を東へ向けてひた走る。覚悟なんか決まらんが、人生なるようにしかならん。

「あ、そう言えばどこに向かってるんですか、この車」

「あれ? 言ってなかったっけ? 澄百合学園ってトコだ。一昨年だったか共学になったんだが、そのせいか色々内部でごちゃごちゃが絶えねえらしい。でもって殺し名が生徒に混じってたらしくて現在、学校のそこここで戦闘中だとよ。それを収めるのがアタシたちの仕事」

「……収めるだけなら別に戦う必要は無いんじゃ?」

「そこだよな、そこ。その発想。ソイツがアタシには無いんだ」

「は?」

「手っ取り早く済ませるんなら力づくが一番効率が良い。仕事だからな。最適化された行動をアタシはしちまう。だが、お前らは違うだろ。そうやってケースバイケースで対応する」

哀川潤はニヤリと笑った。それは意地が悪いのに魅力的な、不思議な笑顔だった。

「キョン。やっぱお前戯言遣いの才能有るよ」



今度こそおわり


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