137:『吸血殺し編』:第3話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/21(金) 22:52:56.05 ID:wcyIh8vL0
アニェーゼ「実は今から20年ほど前…教会も『スタンド使い』を認知してなかった時代です」
アニェーゼ「教会と『DIO』っつー罰当たりな名前の『スタンド使い』が抗争をした事があったんです」
アニェーゼの語った内容を纏めると以下の通りである。
かつて、理由はアニェーゼも良くは知らないが、
『DIO』と一派と、ローマ正教が敵対関係になり、
ローマ正教側は、この『DIO』が拠点としていた『カイロ』に討伐軍を送った。
その戦力は、『ローマ正教十三騎士団』の騎士13人を主戦力に、
バックアップとして『聖ヨハネ騎士団』の騎士を40人の、計53名の精鋭部隊。
負ける筈の無い戦いであったのだが…
アニェーゼ「『DIO』に辿り着く事はおろか、その配下に蹴散らされて壊滅ですよ」
『ローマ正教十三騎士団』の13人は全員が戦死。
『聖ヨハネ騎士団』の騎士は半数の20人が戦死、10人が再起不能の重傷の末死亡、
幸運にも軽傷で済んだ10人が、命からがらローマまで何とか逃げ帰り、
現状を報告するので精いっぱいだったのである。
生き残りの騎士たちは語った。
自分達が遭遇した『人にして人に在らざる魔物達』の事を。
ある騎士は、空間ごと削り取られ、
ある騎士は、生き物の様に蠢く水に切り裂かれ、
ある騎士は、氷の矢に貫かれ、
ある騎士は、鎧の上から、その内側だけを切り裂かれて果てた。
あまりにも一方的な戦いであった。
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