過去ログ - 上条「…ディアボロ?」4
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32:『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/20(木) 02:17:32.08 ID:PCXDZ7e90

ディアボロ「そいつは、電子柱みたいな髪型をした、軽い男か?」
姫神「…そう。何で知ってるの?」
ディアボロ「一応…『知り合い』だ」
ディアボロ「(『別世界』での『敵同士』だがな…)」

姫神「ジャン=ピエール・ポルナレフ…」
姫神「軽い人だったけど。良い人だった」
姫神「もし会う事があったら。よろしく言っておいてもらえる?」
ディアボロ「…自分で言えばよかろう」
姫神「…せっかく理由も聞かずに家に置いてくれたのに」
姫神「黙って飛び出して来たから…」
姫神「ちょっと気まずい」

姫神秋沙がジャン=ピエール・ポルナレフと同居していたのは、
彼女がまだ『旅』を始めたばかりの頃で、
『歩いて』ドーバー海峡を越えてフランスに来たものの、
道も解らず路銀も尽き、『波紋法』でも空腹が如何ともしがたくぶっ倒れた所を、
たまたま通りかかったポルナレフに助けられたのである。

彼は、まだ一〇を幾つか過ぎたばかりの東洋人の少女が、
何故、こんな過酷な一人旅をしなければならなかったのか…
その理由を最後まで問う事が無かった。
彼は、恐らく感じ取っていたからだろう。
姫神の幼い目から覗く、かつての自分と同じ『色』。
つまり『復讐者』の『色』を。

故に、彼は姫神に問われる事はあっても、
自分から彼女に何か問う事はついぞ無かった。


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