602:番外編3:とある科学の鉄球少女 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/28(金) 22:31:29.13 ID:wTVyhHQ00
『鉄球』は、引ったくり犯の背中へと吸い込まれ…
引ったくり犯「ガハッ!?」
見事、引ったくり犯を悶絶させ、さらに、
その特異な『回転』が、引ったくり犯の着たジャケットを『巻き込ん』で、
即席の拘束具として、引ったくり犯の体を締めあげる。
そうして、引ったくり犯が悶えている内に、
見事、不埒な輩は御用となったのだが…
御坂「………」
その一部始終を見ていた御坂は、
目を丸くして、驚きの表情を浮かべていた。
彼女、御坂美琴は『電撃使い』であり、
その中でも最強クラスの『超電磁砲』の能力の持ち主。
彼女は常に周囲に『電磁波の結界』を張っており、
常人には見えない世界を、電磁界を『視る眼』を持っている。
そんな彼女の超感覚は、金属で出来た『鉄球』の動きを、
電磁的に認識し、この『鉄球』が、自然的にはあり得ない、
あまりにも奇妙な『回転』をしている事に気が付いたのだ。
興味引かれた彼女は、
思わず、引ったくり犯をギャラリーに任せて立ち去ろうとするジャイロを追い掛けると…
御坂「あ、アンタ!ちょっと待ってよ!」
ジャイロ「んあ?」
怪訝な顔で自分を見返すジャイロに、
御坂「アンタ、その『鉄球』に何をしたのよ?」
そう問うた。それがこの2人の関係の始まりである。
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