741:『吸血殺し編』:第4話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/30(日) 00:56:13.08 ID:tQkFKix50
『表側』には『裏側』からは一切干渉できず、
逆に『表側』からの『裏側』への物理的干渉は可能なため、
歩く際の床からの衝撃は倍化し、動くものに触ると一方的に引きずられてしまうのだ。
事前に『ハーミット・パープル』でこの『三沢塾』内部のスキャンを行っていなければ、
迂闊に『生徒』などに触れてしまって危なかったに違いない。
ホルホル「あの娘はこれに気付いてるんだかね?」
ジョセフ「恐らくはな。そうでなければ、これ程先には進んではおれまい」
先程から『裏側』に落ちているのは『屍生人』の死体ばかりで、
(“屍”生人に死体などと言う表現を使うのも変な話だが)
それも相当な数の量が転がっている。
もとは、この『塾の生徒』か『講師』だったらしいが、
今となっては単なる不気味な残骸と化している。
ウェカピポ「どうやら…彼女も幾らか仕留め損なったようだ…」
ジョセフ「うむ。こっちにもようやく来たか…」
ホルホル「げぇーーもう来たのかよ」
三人のいる場所に、都合一〇人余りの屍生人が走って来る。
以前、ストレイツォの瞬殺された『血管針』の四人組の様に、
最早かつて人であった事すら解ら無い程に外見が変化した、
正に『怪物』の群れだ。それが…
屍生人's「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYーーーーッ!!!」
生き物の発した物とは思われぬ奇声を上げながら迫って来る。
ホル・ホースとウェカピポが前へ出ようとするが…
ウェカピポ「!ジョセフ老人!?」
ジョセフ「ここはワシに任せい。肩慣らしじゃ」
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