過去ログ - 上条「…ディアボロ?」4
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931:『吸血殺し編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/31(月) 20:30:36.39 ID:kNHmO2dA0


上条「…一目だけ見た感じ、妙な感じは無いなぁ」
ステイル「確かにね。まぁ中がどうなってるかは、解らないけどさ」

上条当麻は、十字路を真ん中に『田』の字状に配置された4棟の三沢塾ビルを、
体をグルリと廻しながら見渡した。何の変哲もない、方形の12階建の同形のビルが、
それぞれ空中の渡り廊下で連結されている。
『学習塾』と言うには些か大仰な建物だが、この『学園都市』は『学生の街』だし、
『三沢塾』は全国シェアNo.1の『学習塾』だから、生徒の数もそれに応じて多いのだろうし、
それ故のこの建物なのだろう。この中を探索するのは些か面倒そうだ。

ディアボロ「……どうでもいいが、その『刀』は邪魔じゃないのか?」
ディアボロ「屋内ではかさばると思うのだが…」
神裂「問題ありません。これだけが私の武器ではありませんので」
神裂「まっ! この『七天七刀』は気にしないでください」

上条、ステイルにはディアボロ、神裂も同行している。
神裂は腰に愛刀たる『七天七刀』の大野太刀を下げ、
対照的にディアボロはいつも通りの恰好に無手無腰である。

さて、荒事に慣れた4人組が三沢塾前に集まった訳だが、
(一般人の学生の上条当麻が荒事に慣れているのもどうかと思うが)
今日はこの4人に加えて、もう一人小さな白い影が一行に加わっている。
言うまでも無く、

インデックス「…妙に『魔力』を感じないね。かえって怪しいんだよ」
インデックス「何か、『魔力』を『隠す』ための術式が張られていると見て間違いないんだよ」

シスター『禁書目録(インデックス)』。
正式名称は『Index-Librorum-Prohibitorum』。
『献身的な子羊は強者の知識を守る(dedicatus545)』の魔法名を持つ、
魔力を持たない奇妙な魔術師であり、上条宅の居候の一人であった。




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