954:『吸血殺し編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/31(月) 22:01:32.67 ID:kNHmO2dA0
『科学宗教』だか何だか知らないが、
それを踏まえても、ここに居たのは唯の学生や、塾の講師ばかりの筈だ…
それをこんな目に…
ディアボロ「………」
ディアボロは、こんな上条を見るたびに、
何とも言えない胸の痛みを覚える。
大勢の人間を踏みにじり、娘すら殺そうとし、
ブチャラティ達との戦いでは、あのチョコラータを、
ヤツの本性を知りながら解き放ち、ローマでの夥しいカビの犠牲者を出した。
いずれ、その事を上条が知る時も来るだろう。
人は何かを捨てて前へと進む、しかし、
『過去』だけは捨てられないし、『過去』から決して逃れられない。
バラバラにしても、ミミズの様に地面からはい出て来て、自分に追いついて俺を締め殺す。
だとすれば俺は…
ステイル「しかしだ…」
何度も繰り返した『その時』まで答えの出ない、ディアボロの問答は、
ステイルの言葉で中断され、ディアボロも上条もステイルの方を見た。
ステイル「気になるのは…『誰』がコレをやったかだ…」
ステイル「この『死骸達』は、間違いなく『錬金術師』側だろうし…」
神裂「私達より先に侵入者が…誰でしょうか?」
ステイル「ヴァチカンの連中かも知れないが…」
そんな事を話している時だった。
???「助けて…助けてッ!」
上条「!?」
ディアボロ「!?」
インデックス「!?」
ステイル「!?」
神裂「!?」
初めて、初めて、人の発したと思われる叫び声が、一行の耳に届いた。
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