過去ログ - 美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」
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15: ◆nE9GxKLSVQ[saga]
2011/01/22(土) 14:34:35.29 ID:SumbvhkSo

 [PM14:27]

「アイツ、遅いなぁ。また何かに巻き込まれてなきゃいいけど……」

 美琴は大鍋に仕込んだクリームシチューをかき混ぜながら、玄関と鍋に交互に視線を向けつつ
 新婚の夫を待つ新妻のように上条の帰宅を待ち焦がれていた。
 料理は一通り完成したのだが、これが夕食として口に入るのはだいぶあとになる。
 しかし調理を終えると無人の上条宅で手持ち無沙汰になってしまうため、
 なんとなくお玉から手を離せないでいた。

(も、もしアイツが帰ってきたら、やっぱりアレを言ってあげるべきなのかしら。
 お風呂にしますか? ご飯にしますか? そ、それとも―――)

 ガチャッ、ガタンッ!
 静寂を打ち破るようにドアノブを回す音が鳴り響くと、
 美琴は反射的に肩を震わせ、家主の帰還に戸惑った。


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