過去ログ - 仮面ライダーVIPF
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3: ◆ZHmtWiC5ao
2011/01/23(日) 22:22:41.13 ID:2hIznBCI0
仮面ライダーVIPF  第一話 「はじまりのライダー」

神宮司天音「ああ、遅刻しちゃうよ〜!」

公道を自転車で猛スピードで疾走する少女

口にはパンが銜えられている

天「今日に限って遅刻だなんて…」

自転車が、コーナーの5m手前まで来たその時――

人が現れたのだった

天「っっっっ!!!!」

キィィィィィィ!


気がつくと、自分も、コーナーを曲がってきた人も、地面に寝ころんでいた

先に立ちあがったのは、少女ではない方だった

20代くらいの男性。茶髪だが、ワックスの類はつけていなかった

ほほに少々、ニキビがあり、何処となく暗そうだ

天「あ、すみません、大丈夫ですか…」

天音が男に声をかけるが、男はそれには答えず、道に落とした茶封筒を大事そうに抱えて、
その場を去って行った

天「なんか一言ぐらいあっても…」

そう呟いて、天音が自転車を起こした時

天「?なんだろう、これ」

道に落ちていた一冊の薄い本を、天音は手に取った

大方、さっきの男が茶封筒の中から落としたものだろう―

パラパラパラ――

天「な、…何よ、これ…!」

その本の中で、お子様が見るには刺激が強すぎる、非常に如何わしい、実に怪しからん画が、何ページにもわたって展開していた

ストレートに言うと、18禁の同人誌だ

天「…」

先程の男の性癖を十分理解したところで、天音は、すぐにその本を閉じた



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