過去ログ - キョン「けいおん!」 律「涼宮ハルヒの憂鬱」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/25(火) 21:22:58.15 ID:xlF2spWW0
なんていうか、俺は田井中の事が羨ましかったんだと思う。
こうして、昔の友達たちとまだバカ騒ぎをやれる事を。
今日の軽音部の連中を見ていたら俺も無性にSOS団で集まりたくなった。
そう思うと、急にあのSOS団団長の元気100%の笑顔が頭に浮かんだ。

「なぁ、キョン」
「ん、何だ」
「なんか、変だよな。私達今日出会ったばっかだっていうのにさ」
「あぁ、そうかもな…」
「うん……、でも」
「ん?」
「ふふーん、何でもねぇよ」
「そうかい」
「おぉ、今日はめずらしく星が綺麗だな!」

田井中の言葉につられて俺も空を見上げた。
空には、たくさんの星達が夏の夜空を照らしていた。
「私はここにいる…」。少し前の七夕の日の事を何故か思い出した。
一人の少女の元に集結した宇宙人、未来人、超能力者。
いつも平和な日常を望んでいた俺が、いつの間にか非日常な毎日を過ごすようになり、そしてそれが当たり前だったあの頃。
きっともうあの頃には戻れない。何故なら、その少女は力を失ってしまったから。
でもそんな当たり前な日常を、俺達はこれからも歩んでいく。


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