過去ログ - キョン「けいおん!」 律「涼宮ハルヒの憂鬱」
↓
1-
覧
板
20
96
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/01/28(金) 21:57:07.69 ID:q7QqxLMH0
「バカ野郎!」
「す、すみません!」
次の日の朝、上司の怒鳴り声が職場に響いた。
「とりあえず、俺も一緒にこれ持って先方に謝罪しに行くから。お前も早く準備しろ!」
「は、はい!」
事の発端は、お盆休みに入る前日の事だ。
俺はその日、休み前最後の出勤という事もあって、一通りお世話になっているお客さんや企業さんにご挨拶をしに行く事になっていた。
まぁ、ここ最近で一番忙しい日だったと思う。
「おい、ちょっといいか?」
今週分の領収書を経理に渡しに行く途中に、上司に引き留められた。
「はい。何でしょう」
「この企画書を今日中に○○会社まで届けて欲しいんだが…、いや、忙しかったらいいんだ。他の奴にお願いするから」
「いえ、大丈夫です。持っていきます」
「そうか、頼むぞ」
「はい!」
さて、この仕事受けたまではいい。なんだって、届け先にただ書類を渡しにいくだけだからな。
だが、ここで、俺はミスをしてしまう。今考えれば、超凡ミスだ。
なんと、俺はその上司から受け取った重要な書類を机の上に置き忘れたまま営業に出て行ってしまったのだ。
俺は、一日に回る営業に必要な書類の分を一つのファイルに順番にまとめてから出かける。
そして、電車や空いている移動時間にそれを見ながら次の営業所へ行く。
つまり、俺の一日の営業行動はすべてそのファイル一つに収められている訳だ。
その日は色々と考える事が多かった。
だから、上司から受け取った書類の事はこの時すでに俺の頭から消え去っていた。
しかも、俺は一度営業に出たら、その日はもう会社へ戻らない。
営業回りが多い日は帰りが遅くなるので、その日はなおさらだった。
何で、俺はこんな簡単なミスをしてしまったんだろうか…。
今思えばありえないミスだな…。
そして、連休明けの早朝、見覚えのある書類が俺のデスクの上に置いてあるのを見て血の気が引いていくのが分かった…。
ただでさえ、朝早く低血圧だと言うのに目の前が真っ白になった…。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
233Res/137.12 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - キョン「けいおん!」 律「涼宮ハルヒの憂鬱」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1295953383/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice