過去ログ - 悪魔「異界の門を開いたのはお前か」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/27(木) 11:05:57.41 ID:isal5xAAO
悪魔「それはさて置きだ。小娘がグリモワールを買い集めて、現代に復活させただと? よもや自分が特別な人間だと思っている訳ではあるまい」

少女「それは……」

悪魔「ふうむ。当ててやろう。お前に協力した者がいるな?」

少女「……」

悪魔「その様子だと、口止めされているか。しかしな、悪魔と契約した者の末路は決まって地獄行きだ。グリモワールを知る者が、それを知らん訳がない。そいつはろくでなしだぞ?」

少女「そんな事……。それに……今だって充分地獄ですよ……!」

悪魔「血を飲ませる代わりに、何か要求されているのか? ……見たところ金持ちの家にも見えないし、身体か」

 少女は黙って頷いた。
 豚と化した女は驚愕と納得を覚えた。
 確かに最近は食事の量も減り、夜間に出かける事が増えていた。
 どちらも自分が通った道であり、至極真っ当な事だと考えていたが、まさか吸血の性質によるとは。
 悪魔は人間の心情を素知らぬ顔で続ける。

悪魔「たかが身体を弄ばれる事と地獄を一緒くたにされるとは。地獄の餓鬼共が聴いたら憤慨するぞ」

少女「……」

悪魔「……だが、面白い事が起きているには違いあるまい。お前の口からグリモワール復活の協力者の名が出ないなら仕方ない。私が自ら探し出して真意を問うてやろう」


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