過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」
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941:彼女がぱっつんになった理由[saga]
2011/03/10(木) 21:45:49.00 ID:URvLCU7D0


一日かけて煮込んだシチューの出来に一方通行は満足げに頷く。

分厚い牛肉はゆっくり長い時間かけたために、分厚いがスプーンで少し押してやるだけでスジ状に解れていく。
普段であれば、薄い牛肉を用いるのであるが久しぶりにガッツリと肉を食べたいという思いつきに駆られた為に奮発した。

実家から美味しいジャガイモが送られてきたといって知り合いからお裾分けをもらったのも理由の一つだ。


想も美琴も朝から揃って出かけており、一人の時間を持て余していたのも理由だ。というか、それが一番の理由なのかもしれない。
時計を見れば夕方と言える時刻。昼食を摂るのも忘れて、料理に没頭していたようだ。
昼過ぎにはお隣から物音がしたことから見て、二人とも帰ってきているのだろう。
ただ、普段であれば帰宅すればすぐにコチラの部屋にやってくる御坂母娘がそろって来ないことが一方通行には少し不思議だった。


決して寂しいわけではない。



「別に、一人は一人で気が楽だしよォ……」



誰に対しての言い訳なのかわからぬ独り言を呟く。
圧力鍋のシチューの量は一人ではとても片付けきれない量が作られている。



「……ったく、天下の悪党が随分と腑抜けになったモンだ」


知らず知らず大人数分の料理を作ることが当たり前になっている自分自身に呆れるが、不思議と悪い気がしない。
三人でも多過ぎれば打ち止めや番外個体、佐天や絹旗を呼んで皆で食べるのも悪くないかもしれない。
佐天にはバイト先からまたパンをもらってきてもらわなければならない。彼女のバイトするパン屋のパンは一方通行のお気に入りの一つだ。
下の浜面一家にもお裾分けするのも良いかもしれない。この前理后には肉じゃがをお裾分けしてもらった借りもある。
打ち止めは最近やたらとダイエットを気にしてるから牛肉たっぷりのシチューに難色を示すだろうか。




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