過去ログ - ???「ククク……、」 御坂妹「」 一方通行「」 上条「」
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453: ◆tVP11EVtkPKg[saga sage]
2011/05/27(金) 14:33:30.41 ID:2TFYHFVz0
結標は軍用警棒をくるっと回して残骸を手元へ座標移動させようとする。
完了したら同時に続けて自身を座標移動するために予め気構えておく。

ヒュン

それは空間移動で現れたものが空気を切り裂く音。

結標(さぁ、掴んで……。ぇ?)

結標は残骸の入ったアタッシュケースの取っ手を掴もうとその手を伸ばしたがそこには何もありはしない。

結標(どういうこと……。演算をミスしたとでもいうの……?)

演算ミス。その単語が一瞬頭を過ぎっただけでトラウマが刺激され全身を嫌な汗が伝う。

初春「どうかしましたか? 『空気』なんか座標移動して」クスクス

結標の立つ位置とは対極の壁際に立つ少女はくすくすと笑う。

結標(空気? 私が今座標移動したのは空気だって言うの?)

今の状況に頭が追いついてこない。
だが、少女の含みのある口ぶりに結標は直感で何かがあることを感じ取っていた。
少女たちは依然としてくすくすと笑っているだけだが、気味が悪いと言ったらない。

結標(黒髪の方が耳打ちして……、爆笑!? こっち指差して二人で爆笑するってどういうことよ!?)

そこはかとない悪意も感じ取った結標は、爆笑する二人の少女に目を向けたまま自身のブレザーのポケットに意識を移す。
そこに入っているのは2本のダーツの矢。

結標(何かしたっていうのならまずはその元凶を絶ちましょうか。あと笑われたのも腹立つし)

ポケットには手を触れず目標へ向けてダーツの矢を座標移動する。

結標(その可愛い顔を苦痛に歪めなさい!)


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