過去ログ - 上条「これが、昔の俺だっていうのかッ!?」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/01/29(土) 19:34:59.32 ID:Tktj4uCC0
翌朝、ベッドの横で目覚めた上条は目の前の現実を受け入れられずにいた。
できる事なら、幻想であってほしかっただろう。
それならば右手の幻想殺しで触れれば、目の前の大量のAVやエロ本、そして上条を悩ます原因である大量の日記。
それら全てが消え去ったに違いない。

「本当にこれが俺なのか……」

たった一冊、それもたった一ページに目を通しただけで愕然とする内容の日記。

「でも、受け入れなきゃいけないんだろうな」

その瞬間、上条の目の色が変わった。気がした。
なにがきっかけだったのかは分からないが、これが本当の自分、これを受け入れてこそ、本当の上条当麻である。
そう思ったに違いない。
この少年には勇気がある。フィアンマをぶちのめし、はるか上空に浮かぶ『ベツレヘムの星』から意図も容易く突き落とし勇気。
その勇気があったからこそ、今もこうしてダイレクトにホコリを吸い込み、咳き込みながらも、現実をうけいれようとしているではないか。
誰しもがマスクを使い掃除をする中、喉や鼻に入る恐怖をもろともしない、その誇るべき勇気がある。
上条当麻という人間は勇敢な人間だ。だからこそ過去の自分を受け入れようと思うのだろう。

決意を固め、上条は歯も磨かず、朝食も取らず、口がネバネバの状態で日記を読みすすめる。



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