過去ログ - 麦野「メルトダウにゃー、マジカルむぎのんだにゃん♪」
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430:とある科学と魔術の魔法少女 ◆l0RNyI4bA6[sage saga]
2011/04/03(日) 20:16:46.25 ID:uV59PdZJ0
異能の力を打ち消すその右手でもって原子崩しの光を掻き消した
まるで、麦野沈利の抱える闇もろとも打ち払わんとする気迫を込めて
その絶望から救い出すかのように右手でしっかりと彼女の左手を握っていた

麦のん「なんでよ……なんでこんなクズみたいな女一人にそんな必死になってんのよ……
    なんでそんな目でまっすぐこっちを見れるのよ
    どうして……こんな女を助けるのよ……」

上条「そんなの簡単なことだ、俺にとっては俺を助けてくれた魔法少女で、
   最近出来た友達の麦野沈利っていう女の子だ
   その友達が悩んでるのをほっとけなかったっていうどこにでもある話じゃねーか」

もう麦野は先ほどまであった狂気を潜め目から涙を流しながら上条を見つめる
そんな麦野を見返しながらなんでもないように言い上条は笑顔を見せる

麦のん「……だからって世界は何も変わらないわよ
    それが解ってるのに―――」

この手が振りほどけないことも解ってしまっていて……
そんな自分に戸惑うあまり言葉が出ない麦野
そんな麦野の弱弱しい様子に何もいえなくなってしまう上条

麦のん「……」

上条「……」

まだ麦野は信じきることが出来ないでいた
世界の残酷さ、無慈悲さを知っているが為に受け入れることが出来ない
思わず言葉をなくす二人
そんな中、二人に近づく人物がいた

リコリン「むぎの」

麦のん「……滝壺」

滝壺は麦野語りかける―――

リコリン「むぎのは言ったよね?新しい試みをって
     その時からむぎのは変わっていたんだよ?」

少し前、麦野が滝壺に対して放った何気ない言葉……
なんでもないような日常の他愛ない言葉の中にあった麦野の心

リコリン「世界はね、心を映す鏡なんだよ?
     心の持ち方一つで何色にでも変わる……
     私はそれをはまづらに出会って知ることが出来たよ
     だから、今度はむぎのの番」


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