過去ログ - フルチューニング「一つ願いを聞いて欲しい」
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69: ◆p2rftD9zG.[saga]
2011/02/06(日) 20:30:50.39 ID:Xu9TTjyAO




ぼやけていてろくに輪郭が分からない、そんな彼女の瞳を見つめる。

ちっとも鋭くなんてなっていなかった。



そして、彼自身が予期していたよりずっと柔らかい声を放つ。


「オマエはいつ作られたンだ?」


「――それは、悪いが守秘義務によりお答えできない。 まあ、ロットナンバーから把握してもらえるだろうとは思うが、一番最初ではある」

「その守秘義務を守らねェとどォなンだ」

「さあね、きっとどうにもなりはしないよとミサカは真相を告げる」

彼女の体が、少しずつ少しずつずり落ちていく。
そして、消える重みと熱量。




「忠誠か、復讐か、寂寥か、指針か、決意か、命令か、よくは分からないけれど」

終ぞ、一方通行と向き合う。



「――破るつもりは今のところ無いのさ、とミサカは語る」


「……そォかよ」

「ああ、そうなんだ」


ぱちん

チョーカーの電源を入れて、一方通行は上体を起こした。



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