過去ログ - 侍「なぜ俺の家に童女が……」 幼女「ムニャ……」
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142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/08(火) 23:51:28.32 ID:JLTyabrVo

 童女の言葉が分かったのかどうなのか、しばらくして猫は一歩を踏み出しましたと。
 しかし。

 ぴき。

 それは小さな音でございました。
 けれども致命的な音でございました。

 猫と童女を支える枝はゆっくりとそのたわみを大きくし、

「っ――!」

 ぽきん!

 一人と一匹は空中へまっさかさま。
 夜の村に無音の悲鳴が響きました。

 さて次の日の朝。
 村人が見つけたのは、地に落ちた一本の木の枝でした。

「あれえ?」

 猫の姿は樹上にはありませんでしたと。
 おかしいなあと総出で探しまわり、

「おや」

 それはお侍の家でございました。



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